建築道具紹介~建築現場での作業時水平・垂直を確認する道具とは?
2017/03/17(金)
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下げ振り
こんにちは、岡山で木造・鉄骨・RCの住宅をお考えなら株式会社サンオリエントまで!青木です。
今回のブログも最近引き続きでお届けしている建築現場で使われている道具のことを書いて行こうと思います。
▼では早速ですがこちらの道具は何に使われるものでしょうか?
こちらの道具は建築業に関わっていない方でも一度は見たことがあるかもしれませんが「水平器」と呼ばれる道具でその名の通り施工時の水平や垂直を見るものです。
水平器には気泡管というものがついており下の写真のように標線の中心に気泡がいれば水平が取れていることになります。
ちなみにこの水平器には標線が6本記されていますが内側から2本目の線に気泡が接したら1/100勾配、一番外の線に接したら2/100勾配を示しているようです。(恥ずかしながら最近それを知りました)
▼次の道具はコチラ!
こちらは「下げ振り」という糸におもりが付いた道具で使い方は垂直を確認したいもの(柱等)に本体を固定し糸を垂らして垂直を出すことができます。
固定方法は取付相手が木の場合は本体上部の黒い突起部分をハンマーで叩くと針が出てきて木に刺さり固定できます、取付相手が鉄の場合は磁石によって固定できます。
▼使い方はこんな感じです
このように下げ振りを垂らした糸から取付面(柱等)までの距離を上・下で測りその誤差が無ければ垂直に立っているということになります。
下げ振りは糸を垂らして重りがピタッと止まったところが垂直になるので屋外であまり風が強い時などは糸が風を受け揺れるので中々止まらない時もあります
他にも水平・垂直を出す高機能な道具は色々ありますが今回紹介した水平器や下げ振りなどは現在でも現場でよく使われているポピュラーな道具になります。
次回は水平器・下げ振りよりも高機能で高価な道具を紹介したいと思いますのでお楽しみに