特殊建築物等定期調査・建築設備定期検査とは?
2016/03/25(金)
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建築設備定期検査
こんにちは、特殊建築物の定期調査・建築設備定期検査なども行います! 株式会社サンオリエントの青木です。
今日は年に1回ほど依頼がある特殊建築物の定期調査・検査について書いていこうと思います。
まず特殊建築物とは、建築基準法第2条に規定されている用途の建築物で,病院,ホテル,学校などのように不特定又は多数の人が利用する建物,もしくは防災上,環境衛生上,周辺地域に大きな影響を与える建築物の総称です、詳しい情報はコチラ
そんな特殊建築物等の定期調査と建築設備定期検査ですが、主に特殊建築物等の方は敷地内の通路や擁壁の状況、建物の外壁や屋上・屋根の劣化の状況、建物内部の防火区画や床・天井の状況、避難設備等の状況を調査します。
建築設備定期検査の方は換気・排煙設備の風量測定や作動確認、非常用照明の点灯確認等を検査します。
今回はその中でも非常用照明の検査の方に照準を当ててご紹介していきます!
非常用照明の検査のやり方ですがまずは非常用照明の点灯確認をするのに一時停電状態にします、すると非常用照明の器具は電源供給が断たれると内部の電池から給電されるようになります。
まずこの時点で点灯しない器具はおそらく器具本体か内部のバッテリーの寿命が切れている可能性が高いので取替をしないといけません
次に確認するのが照度です、非常用照明装置を点灯させ、30分間非常点灯させた状態で、床面1ルクス以上(蛍光灯の場合2ルクス以上)の照度が確保されるかどうかを検査します。
▼その時にこちらの照度計という器具を使って測ります。
右側の黒いやつが受光器になっており左側の本体の画面に照度が表示されます
ちなみにこの写真の計測した場所は真上に照明があったので173.7ルクスと高い数字が表示されていますが
▼机の下の暗い場所で測るとこんな数値に
やはり照明のような灯りがあるとないでは全然違うことが分かりますね
とゆうことで今回は非常用照明の点検にかかせない照度計というアイテムの紹介でした!
また今後も建築業界ではよくみる道具でも一般的にあまり目にすることがない道具等があれば紹介して行きたいと思います