岡山で家を建てる時に知っておきたい地盤の事 その2サウンディング試験編
2015/11/30(月)
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サウンディング調査
みなさんこんにちは!!
よく、チラシやなんかで「相談無料・見積り無料」と目にしますが、この世界に入った時からそれは無料が当たり前できたので、このキャッチフレーズに違和感を憶えていましたがあえて言います。
「それでお金もらえるんなら今頃蔵が建ってますぜ!!」
株式会社サンオリエントの磯崎です。
お金が儲かる=蔵が建つ
の発想(言い回し)はひょっとしてもう古いかも知れませんが、同世代の人に頷いてもらえればよしとします!!
さてさて新築や、改装・改修工事の工期も非常に大事なのですが、それとは別の意味で緊急度が高いケースが多いのがメンテナンス対応です。
今回はそんなに緊急でもなかったのですが、屋根のメンテナンスに行ってきました。
これからの忘年会シーズン是非ご利用下さい!!
今日は前回からの引き続きで地盤のお話をしたいと思います。
前回はボーリング調査の事について触れましたが、今回はスウェーデン式サウンディング調査です。
RC(鉄筋コンクリート)の建物と違って木造は確認申請を出す際本格的な構造計算が要りません。
そこで地盤調査もボーリングではなくサウンディング調査と言う手法を用います。
これがサウンディング調査の様子です。
ボーリング調査に比べ機械も小型で調査方法も全く違います。
調査結果についてはこんな感じです!
なかなかみても理解しづらいと思いますが、要は各地層の堅さがどれくらいかを調べているわけです。
そしてこの調査結果を基に「杭」が必要なのか、はたまた「地盤改良」が必要なのか、あるいは地盤に関しては処置不要なのかを判断するわけです。
そもそもこの結果を信用しないとなると話が始まらないんですが、問題はこの調査会社と杭や地盤改良の施工会社とが全国的にほとんど重複している場合が多いという事なんです。
つまり調査結果に基づいた判断を自分たちの工事に結びつきやすい操作をする『悪い奴ら』も多いのが現状なんです。
*これはあくまで全国平均的な話で当社の協力会社の中にはそんな『悪い奴』はいませんのでご安心を!!
しかし、お客様に対しさらなる安心を提供する為に当社が導入しているのが『地盤調査のセカンドオピニオン制度』もしくは『地盤施工会社以外での調査の実施』です。
これは全国的組織でもある
との業務提携によって実現させています。
これは、「より精密なサウンディング試験を行う事により、余分な地盤改良や杭の打設を省く事によりコストをカットする」という面をもち、かといってそれによって不具合が生じたら本末転倒な話なのでその場合は保険ですべてカバーするという物です。
実際我々もいろんなケースを見ていて「????ほんとにこんな杭(地盤改良)必要なの???」と思う事は多々あります。
なので、利害関係のない第三者の専門家の意見を入れるというのはとても良い事だと思い導入しました!!
ちなみにこの地盤ネットのデータベースを使うと「地盤カルテ」というのが入手できます。
それがこちら↓↓↓
これは前回ボーリング調査を行っていた当社の管理地のカルテです。
地盤としてはとても悪いですね~~!!
土砂災害のリスクがない以外とるところ無しのような勢いですが、岡山市内はこんな感じが多いですかね?!
このカルテは簡単に出す事が出来ますので、土地の購入を検討する際やご自宅の場所がどうなのか知りたい時などに見てみてはいかがですか?
まずはお気軽に相談して頂ければと思います。