岡山のコンクリート建築探訪 ① 前川國男設計:天神山文化プラザ
2016/03/10(木)
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みなさん、こんにちは。岡山で自然災害に強いコンクリート住宅をお考えなら、サンオリエントへ!山本です。
3月12日(土)、13日(日)は コンクリート住宅 <OB宅見学会> ですが、
「鉄筋コンクリートの建物」というと、建築にたずわさってない方だと、ピンとこないという方も多いようで、身近なコンクリート建築を紹介していこうと思います。
過去のブログでは、シリーズでコンクリート住宅とは何か?ご紹介していますので読んでみてください。 → 岡山でコンクリート住宅を建てたい!
第一回目は 「天神山文化プラザ」
天神山文化プラザとは・・・・
『昭和37年6月に、岡山県総合文化センターとして開館しました。建物の設計は、モダニズム建築の巨匠・前川國男によるもので、屋上庭園、ピロティ、吹き抜けレリーフなど、当時のモダンなデザイン手法が随所に見られます。』
と天神山文化プラザのホームページでプロの写真付きで紹介されていますが、ここでは、素人山本が撮影した写真でご紹介!
まだ県立図書館だったころから行っていましたが、あんまり詳しく調べたことなく、調べてみたら!
前川國男先生の建物じゃないですか! 前川國男 とは?
岡山では、「岡山県庁」「林原美術館」も設計されています。
築50年以上経っていますが、古臭さがなく、オシャレだと思いませんか?いい味が出ているという感じです。
管理人室の方のお話だと 「ところどころ傷みがあるから、補修してるんだよ~。」 ということですが、言われなかったら気づきませんでした。
▼西側道路から見たところ
岡山に住んでる方なら、通ったことある、行ったことあるはずですが、気づいていない方多いです。道から上を見あげてください。宙に浮いた感じの建物。天井が黄色に塗られています。
▼南側の駐車場から。
窓のあたりが、のっぺりしてなくて、コンクリートの柱とひさしがアクセントになっています。凝ってるなあ。
▼ピロティから。
「天神山」というくらいなので、小高い山に建っているんですね。ですから、構造が複雑。ここは平屋。西側道路から階段を上がったので2階かと思ったら1階です。
道からちょっと階段を上がった管理室が1階かと思っていたら、地下でした。読んでもわかんないと思いますが、実際行ってみたら、複雑具合がわかりますので。
▼2階ロビー
コンクリートだからできる!この造作。大変手間がかかる工事だそうです。「一般の住宅ではここまでできないよなあ」と当社、丸尾が言っております。
▼わかりづらいのですが、天窓です。三角形の窓がついてます。
▼2階へ上がる階段と踊り場
▼独特のカーブがステキ
▼3階から外をみたところ。
▼ロビーのタイル。ヘリンボーン貼りが特徴。前川國男の建物は、タイルに特徴があるそうです。
ついでに、天神山プラザの西側に、「コンクリート打ちっ放し」の『カトリック岡山教会』も立寄りました。
▼こちらは最近の建築です。打ちっ放しがとてもキレイで「天神山プラザ」とは対照的に丸い建物です。
▼外の壁もカーブしています。
聖堂内部にはステンドグラスがあるそうで、見たかったのですが、中の撮影はダメって言われたので、入りませんでした。ザンネン!
コンクリートの建物って、ほんとに丈夫で、デザイン性の幅広さ、自由がありますよね。最近の建物とはデザインがまた違いますが、古くても新しい、そして懐かしい、そういう雰囲気があります。
表町にお買いものついでに、後楽園への帰り道に、ちょっと立ち寄って、建物を楽しんでみてはいかがでしょう?
コンクリート建築に興味を持ったら、こちらに「コンクリート住宅に興味があるんですが」とご連絡くださいね♪