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熊本・大分を襲った地震から学ぶべき事は?~岡山で自分たちが出来る事 Vol.2

2016/05/09(月)

Blog

地盤改良

皆さんこんにちは!

 

 

住宅・ビル・マンション~耐震補強の事ならお任せ!

株式会社サンオリエントの磯崎です!!

 

さて本日は前回のコラムの続きをお届けしたいと思います。

前回のコラムをご覧になっていない方はこちらから

→ 熊本・大分を襲った地震から学ぶべきなのは?~岡山で自分たちが出来る事

 

前回のコラムでは、九州を襲った地震が中央構造線という断層に関係しているという指摘をしている方が居る事や、

政府地震調査研究推進本部による事前の予想によると、発生確率が熊本と岡山ではほぼ同等というようなことを書きました。

 

 

もし岡山で同じような地震が起こったら?

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**写真はネット上の記事から引用しました**

 

さて、想像もしたくない事ですが、くさいものに蓋をしているだけでは前には進めません。

 

もし震度7以上の地震が起こったとしたら、岡山にある多くの建物も甚大な被害に遭う事は間違いないと思います。

特に、築25年以上の建物で杭や地盤改良を行っていない建物は、場所にもよりますがかなり厳しいと思います。

 

最近実際にあった話ですが、お客様との商談の中で、僕は岡山市内のある建物の建設予定地の地盤の悪さを正直に説明しました。

その建物は精密な加工機を入れる予定の建物だったので、そのお客様は心配し悩み始めました。

その説明の際にちょっと言葉足らずだったかも知れませんが、岡山市内の南部はどこも似たような地盤なのでそれなりの処理が必要です!

と言う意味を含めた説明だったのですが・・・

 

その後、そのお客様は出入りの不動産屋さんにある中古物件を勧められそちらでも検討を始めました。

 

その中古物件はかなりの古さで、とてもではないけれども地盤の処理をしている感じではありませんでした。

その不動産屋さんがどういった経緯でその物件を案内したかは分かりません。

精密加工機が入って作業する建物が必要だと知らなかったかも知れませんが、中古物件に潜む危険がこういったところにあるのです。

 

僕は再度そのお客様に岡山市内の地盤の状況や処理の必要性、更に

中古物件の地盤の処理は無理だという事を説明しました。

 

結果、そのお客様にはご理解頂き、当社の提案を受け入れて頂きました。

 

 

一概に不動産屋さんひとくくりには出来ませんが、地盤の事まで踏み込んで考えてくれる方は少ないでしょう。

更に言えば建築業者でも、自分の提案している土地のウィークポイントをバカ正直に言う人も少ないかも知れません。

 

 

しかし、それをごまかして居たのではプロとは言えません。

あらゆる可能性や情報を伝えて、その中で選択するお手伝いをするべきだ、と考えています。

 

 

 

話は戻って、中古物件に関わるリスクです。

今回の案件は精密加工機が載る建物という特殊な状況だったので、とくに地盤に注意していましたが、

これが中古住宅だったら???

 

 

 

ストック(中古)市場の活性化を叫んではいるが・・・

政府、国土交通省の指針では空き家対策をふくめ中古住宅の流動化を進めようという指針をだしています。

 

もちろん単純にクラッシュ&ビルド(壊して建てる)だけではなく、今あるものを大切に使うと言う事は大事な事です。

僕も業界人の端くれとして、この方向性に沿ったリフォームやリノヴェーションもどんどんやっていきたいと思っています。

 

しかし、ある一定以上の築年数がたって、

軟弱地盤の上になんの処理もしていない基礎を持つ建物を流通させて良いのか?

と言う疑問にぶち当たったのです。

 

確かに上屋はある程度の耐震補強は出来ます。

倒壊の危険性がある建物でも、その危険性を消す事も出来るでしょう!

 

しかしそれは基礎がそこにとどまっているという仮定に基づいた話。

基礎がガタガタになってしまっては上屋はその形を維持する事は出来ません・・・

たしかに地滑りや一定規模以上の地殻変動があった場合には何をやっていても意味がないかも知れません。

 

中古住宅の基礎をやり変えたり、杭を打ったり地盤改良をしたり、

技術的に出来ない事はありませんが、現実的ではないでしょう。

 

 

こういった事から、国の方針には反するものの新耐震基準以前の建物は取り扱いを控えた方が良いなと思いました。

 

April 19, 2016, Kumamoto, Japan - A woman walks past collapsed houses at Mashiki town in Kumamoto prefecture on Tuesday, April 19, 2016. More than 40 people died and some 1,000 injured as massive earthquakes attacked Japan's southern island of Kyushu. (Photo by Yoshio Tsunoda/AFLO) LWX -ytd-

**写真はネット上の記事から引用しました。**

ここの地盤ではどんな変動があったのでしょう?

 

 

まあどちらにせよ、ここはスタンスを明確にしてこれからのお客様にもこういった事実をきちんと説明していきたいと思います。

説明した上でどちらを選択されるかはお客様ですから。

 

どういった選択をされてもその後は全力でサポートさせて頂きます!!

 

 

 

今回は中古物件の抱えるリスクについて書きましたが、まだまだ考えなくてはいけない事がありました。

それはまた次回にしたいと思います。

 

 

是非また読んで下さい!!

ブログの記事を整理する為、投稿者別のカテゴリー分けも加えました!!

皆さんそれぞれのお気に入りを作ってみてやって下さい!!

 

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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