住宅購入にとってとても大事な住宅ローンのあれこれ~その2~
2024/02/02(金)
Blog
一級建築士 岡山
From:磯崎「キーボードを叩く指先が冷えてます・・・」
こんにちは、ここ数日冬らしい気温が続いていますね!?
朝早く起きてジョギングをするのですが、今年一番寒かったのは-3℃でした。
日中の方が確実に気温は高いけど、デスクワークしてると朝より寒く感じます・・・
さて本題に入りましょう!
前回は返済期間の長い住宅ローンを紹介して、それのメリットとデメリットを紹介しました。
今回のブログではもうちょっと踏み込んだ内容をアナタに紹介したいと思います。
長らく続いたデフレもやっと終わり、失われた30年が幕を閉じようとしています。
日本銀行もデフレからの脱却に自信を見せており、
近くマイナス金利の解除が行われるのではないかと思います。
そうなると、日本国内の市場でも緩やかなインフレが進んでいくことになると思います。
インフレが進むというのはどう言う事なのか?
物の価値が上がり、お金の価値が下がっていくという事です。
今年100円で買えた物が5年後120円でしか買えない、
という風に変わって行くと言うことになります。
お金の価値が下がっていくという事になれば、
現金を持っているとどんどん価値が目減りして損すると言う事になります。
では借金はどうでしょうか?
今日1,000万円のお金を借りて何かを買ったとして、
10年後その物の値段が1,200万円に上がっていたら
お金を借りてでも買っておいた方が得と言う事になります。
(ただし金利が3.5%以下である事が条件ですが)
つまりお金の価値が下がっていく過程では、
お金を借りて物を買っておいた方が得という理論が成立します。
特に住宅購入等の大きな買い物の場合はこれが顕著に表れてきます。
ではこのインフレ局面でお金を借りる事のメリットは何でしょうか?
・物価が上昇すると、お金の価値が下がります。
そのため、借りたお金の実質的な負担が軽くなります。
・固定金利の場合は、金利が上昇しても返済額は変わりません。
そのため、金利差による利益が得られます。
・インフレによって賃金や収入が増える可能性があります。
その場合、返済にかかる所得比率が低くなります。
この様な事が言えてきます。
逆にデメリットは何があるでしょうか?
・物価や賃金が上昇すると、住宅ローンの返済額が相対的に低くなります。
そのため、返済にかかる所得比率が低くなり、税制上の優遇措置を受けにくくなります。
・インフレによって不動産の価格が上昇すると、住宅ローンの残高が物件価値に対して低くなります。
そのため、住宅ローンの借り換えや追加融資がしやすくなりますが、
これらの行為は返済期間や金利を変更することになり、返済負担が増える可能性があります。
・インフレによって金利が上昇すると、変動金利型の住宅ローンの返済額が増えます。
また、固定金利型の住宅ローンでも、金利見直し時期に返済額が増える可能性があります。
こんな感じでしょうか!?
インフレが進行していく過程では、金利が上昇していきます。
中央銀行は金利を操作することによって、
適度なインフレ率になるようコントロールするわけです。
なので金利上昇による返済額の上昇がリスクとしてあるわけですが、
余程のインフレ率にならない限り、
すでに借り入れているローンの金利が爆上げするのは考えにくいので
デメリットよりはメリットの方が大きいのではないでしょうか?
あまり断定的な事は言えませんが、
土地も建築費も徐々に上がっていく傾向にあるとすれば
少しでも早い段階で購入した方が有利という見方もあると思います。
ここ数年で建築費も急に上がってしまって、
なかなか、「よし、家を建てよう!」
という決断もしづらいと思いますが、
この先を見越して住宅ローンを有利に使うという選択肢も
検討してみてはいかがでしょうか??
当社でも住宅ローンに関するご相談を受け付けております。
『自分たちにとって、どんな最適解があるだろう?』
という疑問があったら、ぜひお気軽に磯崎までお問い合わせ下さいm(_ _)m
フリーダイヤル 0124-445-085
最後まで読んで頂きありがとうございました!
またちょっとお得なプチ情報をお届けしたいと思います。
磯崎@SUNORIENT
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