3.11から10年 追悼と共に自分達の存在価値を問う!
2021/03/11(木)
Blog
サンオリエント
From:磯崎
小春日和の日差しが差し込む事務所より
こんにちは!
3.11の東日本大震災からはや10年。
お亡くなりになった皆様のご冥福をお祈りすると共に、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
ちょうどあの瞬間は大阪にいました。
新地のビルの中で改装工事が終わり、消防の検査を受けていた時でした。
天井からぶら下がっている照明器具がやけに揺れて
「なんだ?地震か??」
とみんなで冗談交じりに話していました。
深く何も考えることなく。。。
検査が終わり岡山に帰る為、新大阪の駅に着くと大混雑。。。
駅のテレビモニターに映る惨状に
「何これ?どこの国の映像これ??」
とすぐにこれが我が国で起こっている惨状だとは認識できませんでした。
その後次々と知らされる状況に圧倒されながらも、
「これは一体どうなるんだ??」
という疑問だけが自分の中に蓄積されていったのを今でもはっきり覚えています。
それから10年
被災された方に取っては何も解決らしい事がないままに過ぎてしまった10年かも知れません。
逆に被災していない我々にとってはあっと言う間の10年でした・・・。
しかし、そんな中でも
「自分達にも何か出来ることは無いのか?」
と問い続けていた事があります。
一人の人間として、
また建築の技術者として、
そして建物を作っている会社として。
当社のオススメするRC住宅。
デザインだったり、耐震性だったり、防火性だったり、防音性だったり。
色々、知って頂きたいメリットはあります。
しかし、圧倒的な強度を持っているという事も是非知って頂きたいのです。
そんな当社の思いが少しでも伝わったのか、
今回『産経新聞』様より3.11のこの日に追悼の意味も込めて、
そして、RC住宅は命を救う可能性を大きく秘めていると言う事実を啓蒙する意味も込めて、
大きめの記事を出しませんか?
とお声かけを頂きました。
そして、それは我々が10年間考え続けてきたことにも通じる為
迷うことなくお世話になることに決めました!
そして今日
上の写真が本日の産経新聞のトップです。
偶然なのか必然なのか、紙面の真ん中に
「命救ったビル・・・」の文字
この記事、とても感動的でした。
そしてこれは、我々がこの10年考え続けてきた事を代弁もしてくれていました。
自分達に何が出来るのか?
何をするべきなのか?
「ビルが命を救った!」
日本で住宅と言えば「木造」
そんな事いわれなくても知ってる!
戸建て住宅供給の中で95%は「木造」
それも知ってる、だから何?
RC住宅なんて夏暑くて、冬寒くて、結露だらけ。。
それはアナタ達がちゃんとした建て方を知らないだけ!
日々こんな話しばかりです・・・。
でも、
もし、
そんな逆風の中で抗いながら続けてきた仕事で、
このコンクリート住宅で、こんな大災害にあったのにも関わらず、
そこに住んでいる人達の命を救えたなら、
その周りの何人かを助けてあげられたなら、
それだけで、この仕事を頑張ってきたことを誇りに思えるはず。
そんな気持ちを少しでも知ってもらえるきっかけになればと、
産経新聞様にお世話になることにしました!
産経新聞見開き
災害の時の避難所って大体学校や役所ですよね!?
それはそこが安全だからですよね!?
そういう建物ってほとんどコンクリートです!
それは誰が考えても分かる様な事実ですが、
こと住宅業界ではねじ曲げられたイメージが事実として先走りしています。
是非このきっかけにRC住宅の良さも知って下さい!
そして、もし自分達の建てた家が、
自分達だけではなく周りの大切な人達の命を守る避難場所になるとしたら。。。
そんな風にイメージしてもらえたら嬉しいです。
きょうは追悼の日なので控えめにと思っていましたがつい熱くなってしまいました。
是非この記事を読んでください。
それでは
磯崎